Green LNG 

※ "Green LNG" と "e LNG" は同じ意味

Visit English/Simple version!

 

(1) _2022 0425 Patent Future Green LNG Draft Max SlideW.pdf

 ↓画像クリック→報告書の全文

 最上部へ !  

以下、参考資料(3) 2023 0920Green LNG Concept PPTの要約.docx より転載します。

【要約】菅元首相による2050年カーボンニュートラル宣言(2020年10月26日所信表明演説)に対する解決策の一つとして日本のみならず世界の電力消費を化石燃料から風力発電に転換する場合について考察しました。

①■ 極近傍地域、具体的には北緯50度以北と南緯50度以南とは、強風が吹く地域であり、風力発電のポテンシャルが高い。これは、地球の自転によって生じるコリオリ力の影響を受けるためです。また、高緯度に位置しているため、太陽光が斜めに当たり、大気の温度差が大きくなることも風が強い理由の一つであります。

②■ 北緯50度以北と南緯50度以南、アラスカ、シベリア北部、北欧、南米パタゴニアなどの地域では、平均的に風速7mから10m程度の風が吹き、時には風速30mから40m程度の強風が吹くこともあります。[1]

③■ 地球全体の風力発電ポテンシャルは123兆kWh [2]、北緯50度以北および南緯50度以南の全体の風力発電ポテンシャルは、数兆kWh程度と推定される。ただし、極地環境においては、風力発電設備の設置や運用には多くの課題があります。例えば、厳しい気象条件や孤立した場所での運用、氷の形成や積雪の影響などが挙げられます。これらの課題を克服するためには、技術の進歩やインフラの整備が必要です。そしてこの風力発電による電力を遠隔消費地に運ぶ手段としてeLNGがあります。

④■ eLNGを製造するにはカーボンソースが必要であり、遠隔消費地の発電所からカーボンを回収してeLNGの製造にリサイクルすることができます。eLNGは物性および取扱いは一般的に日本で良く使われているLNGと同じであり技術的課題はありません。また既設のLNGインフラを使うことができます。

⑤■ eLNGコンセプトは世界のカーボンニュートラルに貢献することが期待されます。さらにLNGとは異なり、政治リスクやマーケット価格変動リスクも限定されると考えられます。世界の必要な電力消費量は年間約2兆5,000億kWhと推定されていますので極地風力発電でカバーできる可能性があります。[3]

[1] https://globalwindatlas.info/en/

[2] http://nrs.harvard.edu/urn-3:HUL.InstRepos:5029362

[3] https://www.statista.com/statistics/280704/world-power-consumption

最上部へ !  

参考資料 (G.LNG用語集はこちらへ)

(1) _2022 0425 Patent Future Green LNG Draft Max SlideW.pdf

(2) 2023 0920 特許の要約.docx   抜粋ウェブ化

(3) 2023 0920Green LNG Concept PPTの要約.docx

(4) 公開公報JPA 2023122581.pdf  →抜粋ウェブ化

(5) _2023 0308 Patent Future Green Pipeline Gas Draft Max Slide.pdf

 :これは 2023年の春発表したもので、LNG の代わりに Pipeline を用いたもの (Concept は Green LNG と同じ)

 

 ~~~

世界の CO2 Emission で 一番多いのは石炭火力発電所です

この化石燃料による発電所からの CO2 排出をなくしましょう

 掲示板 (ご自由投稿) 、お問い合わせ

更新:2023/11/8  最上部へ !